素材は小麦・水・塩創業100年余りの老舗製麺所「福本製麺」。
京都市中京区西ノ京の地で長年愛され続けて今日を迎えております。
当社が行っているのは、うどんを中心とした麺製造。昔ながらのシンプルな作り方を大切に、原材料にこだわった麺類をお届けする事がモットーです。小麦・水・塩という余分なものを一切使わないその味わいは、澄んだ小麦の風味を感じていただける事でしょう。
小麦は地元京都のブランド「せときらら」などの国産小麦を使用。水は逆浸透膜でろ過したRO水を用いる事で、雑味の無い味わいに仕上げております。蕎麦、中華麺、パスタ…全ての製造に等しく込めた、当社追及の味わいをどうぞお試しください。
素材を追求するのは当たり前。
そこに職人の“技術”と“感覚”を加える事で、更に上質な品を生み出す事が当社の信条です。
届いた時の小麦の状態、気温、湿度など、同じ材料の量でも様々な要素によって同じものにはなりません。様々な情報・変化を感じ取り、水の量、塩の塩梅、握った時の小麦の固まり具合などで微調整。常に安定した味わいをお届けできる様、最善の状態を見極めています。
厳選した素材の良さを引き立てるには、実は混ぜ方がとても重要です。まずは使用する粉だけを撹拌（かくはん）し、空気を含ませる作業。そこから湿度と温度を見極めた上で、前日に塩をRO水に溶け込ませた食塩水を投入。2～3分間高速で混ぜて全体に素早く水が行き渡るように撹拌します。その後、粉に熱が入らない様に低速で混ぜ込む事で、伸びにくくしなやかな生地が完成。丁寧に手間暇をかけた分だけ麺は美味しくなっていくのです。
当社では80年間愛用している製麺機を使用。
2つの生地を重ね合わせる様に伸ばしていく事で、
表面が滑らかになって喉ごしの良さが生まれます。
その時々によって生じる微妙な差を、職人の感覚を
もって手動によりミリ単位で調整。
ゆっくりと回転させ、しっかりとしたコシを持った麺に
仕上げる土台作りは、当社必須の工程です。
できあがった生地は一度寝かせて熟成を促し、裁断・湯掻き・冷やし・パッケージの流れを経て、さらに金属探知機、ウェイトチェッカーを通し安全性を確認して商品として完成。
お客様のお手元に届く状態に仕上げます。当社ならではの美味しさをぜひ召し上がってみてください。
きっとその違いに驚かれる事でしょう。
麺類の美味しさを決める要素の1つが“出汁”の存在です。
福本製麺では製麺のみならず出汁にもこだわりを持ってお作りしております。
奇を衒わず、昆布・鰹節・独自ブレンドの醤油によるシンプルで深みのある味わいは、京都らしい優しさを発揮。もちろん当社のうどんや蕎麦との相性も間違いの無いものです。出汁文化が根付く京の地で100年、ほんまもんの味をお届けします。料亭などの卸先からもご好評いただいている自慢の一品を、ぜひご家庭でご堪能ください。
化学調味料等は使用せず、まずは北海道産昆布を用いて丁寧に出汁をとっていきます。
当たり前の事ではありますが、出汁の味を決める大切な工程です。
北海道産の昆布を前日からもどしじっくりと旨味を引き出した後、うるめいわし節、さば節、宗田鰹節、本かつお節など当社独自のブレンドした国産の節で深い香りとコク、味わい深い甘みを抽出。2種類の本醸造醤油を加え、仕上げに本味醂で味を調えていきます。絶妙なバランスで配合した繊細な旨味は、 麺類はもちろん、様々な料理のアレンジとしても活躍します。
低温で温度管理を徹底し、時間をかけて風味を逃がさないようにじっくり味を整えていきます。
この工程が殺菌効果に繋がり、風味と味わいが長続きする出汁になるのです。京都市内のスーパーを中心に、時にはデパート・百貨店の催事、卸業など、様々な場所へお届けする当社自慢の商品をぜひ味わってみてください。
